メレンゲとは、カリブ海ドミニカ共和国発祥のダンスで、ラテン系ダンスの1つ。速い2拍子の曲に合わせて踊る軽快なリズムで、カリブ海の人に白人が教えたダンサがその原型といわれている。ダンサとは、コントラ・ダンサ(カントリー・ダンス)にアフロ・リズムが加わった早い2ビート音楽に2ビートのステップ繰り返すこの島独特踊り。本来は二部から成っており前半は男女がゆっくりと歩き回るパセオ、後半の激しくまわって踊るところをハレオと言った。そのハレオでの踊る仕草が、卵白と砂糖をよくかき混ぜて焼き上げるお菓子のメレンゲに似ているところから名づけられたという説もあるという。これは19世紀半ばにギター、タンボーラ(筒型の両面太鼓)、グイラ(金属製のスクレーバー)の編成によるサロン舞曲として登場したが、アフリカ的な要素が多く含まれたメレンゲは下品だとされ、上流サロンからは追放された。1870年代にはアコーディオンがギターに変わりメレンゲの主要楽器になり、20世紀に入るとそれにサックスが加わりより華麗になった。ジョニー・ベントゥーラという人物がメレンゲブームの素地を作り、その後を継ぐ形で登場したウィルフリード・ヴァルガスが歌手として都会的なメレンゲを打ち出し、メレンゲブームの火付け役となった。